SCHOOL-ITのOne to One講師制度を利用する事によって、新たなキャリアに進んでいく自信がついたと話す重山さん。今回のインタビューでは、SCHOOL-IT講師のサトルさんを交え、SCHOOL-ITでの経験から、今後のキャリアについてまで余すことなく語っていただきました。

 

DALUMAX代表 佐藤との出会い、そしてキャリアチェンジへの決断に至るまで

—— まずは卒業おめでとうございます！晴れてSCHOOL-IT 第1期卒業生となりましたが、今回SCHOOL-IT受講に至った経緯を教えていただけますか？
重山：今から約1年程前なのですが、将来のキャリアに悩んでいる時期がありまして、丁度その時知り合いの紹介でDALUMAXの佐藤さんにお会いしました。今後のキャリアに関して自分が悩んでいることを話しました。私は飲食業界での経験が長かったため、現場でのマネージャーとしての知識やノウハウを活かしたレストランのオペレーション支援等の飲食コンサルティング系の業界へ転職を考えていました。しかし、心のどこかで、このまま飲食業界に携わる仕事を続けていて良いのか、と葛藤している面もありました。
というのも、これからIoTの時代が加速的に進んでいく中で、労働人口が減っている日本において、エンジニアやプログラマーのような「手にIT職」の需要が確実に高くなっていくと感じていたためです。単純にIT業界に興味があったのと、手に職を、といった意味でもIT業界へのチャレンジをしていったほうが良いのではないかという相談をしました。
 
—— そのような経緯があったのですね。佐藤からはどういったアドバイスを受けましたか？
重山：佐藤さんからは、キャリアチェンジを考えているのであれば、まずはIT業界がどういったものなのかを経験してみたほうが良いと言われました。そこで、必要なスキルを学び、経歴書に書くことのできる実践スキルを身に付け、最終的にはスキルアップを図りながら年収も上げられるような段階的なキャリアアップ形成をしていったほうが良いというアドバイスを頂きました。
私としては、いきなり現場に飛び込むことに不安がありましたし、最初はとりあえずITパスポートなどの資格を取得したり専門書を読んだりすればいいのかなど、「入口」がわからず、何から始めたら良いのかわからない状態でした。ただ、キャリアに関して話をしていく中で、やはりキャリアチェンジは絶対にしようという思いは固まっていきました。
 
—— キャリアチェンジに対して不安に思う中で、「入口」の見つけ方に関しては、佐藤から何かアドバイスをもらいましたか？
重山：はい。「入口」の見つけ方に関しては、一対一で親身になって教えてくれる講師（現役で活躍しているエンジニア）から、カウンセリングを受けて、目標設定から明確にしていくことが重要だと伺いました。確かにその時の自分は、IT業界での経験もなく、その業界へ転職したいという漠然とした想いしかなかったので、目標の立て方もわかりませんでした。なので、目標設定から本当に実践して使えるような知識やスキルが身に付けられるような学校があればいいな、と思っていました。そこで、自分でもよく知られている専門学校などを調べてはみましたが、そもそもの「入口」がわからなかったので、高いお金を払って、入学するまでには踏み切れませんでした。ただ、飲食業界からキャリアチェンジをすることはすでに決意を固めていたので、まずは経験からということで、その後佐藤さんからご紹介いただいた会社で、技術サポートデスクの仕事をする事になりました。
 
—— 技術サポートデスクの仕事で、大きな一歩を踏み出されたのですね。その後、SCHOOL-ITの話はいつ頃聞いたのですか？
重山：実は、働き始めてからも何度か佐藤さんとお話しする機会を頂いていました。そんな中、ある日佐藤さんから、自分の会社でITスクール事業「SCHOOL-IT」を立ち上げるといったお話を伺いました。SCHOOL-ITは、実際に佐藤さんの会社から紹介しているエンジニアの方から、One to Oneで目標設定から実際の現場で使える必要な知識やスキルを身に付けることができるといった内容でした。お話を聞いたときは、これはまさに私のような、「入口」が明確になってない人に打ってつけのサービスだと直感しました。佐藤さんからは、私のキャリア相談がきっかけで課題を感じ、私のような人間が本当の意味で現場で役立つ実践スキルを身に付けて学んでいける環境をつくりたい、という思いで事業の立ち上げを決めたというお話を伺い、すごく嬉しかったのを覚えています。その後、直ぐにSCHOOL-ITを受講することを決めました。
 
—— 現役で活躍しているエンジニアからOne to Oneで学べるのはこのサービスの強みでもありますが、重山さんが大変だと感じたことはありましたか？ 
重山：実は最初の授業が4時間ほどありまして…。新しいことを学ぶということもあり、その日は本当にくたくたになりました（笑）。ただ、講師のサトルさんの熱意を何よりも感じましたし、自分にあった細かな目標設定をしてくださったことで、不安が払拭され、自分の「入口」が明確になった感覚を覚えています。サトルさんご自身が過去にプログラミングの経験でかなりの挫折をされており、結果が出なく苦しんだことがあったと伺いました。しかし、その時サトルさんは恩師から目標設定と課題を明確にし、KGI（Key Goal Indicator）から細かいKPI（Key Performance Indicator）を設定し実行していくことが重要だと学び、それを実行したところ、格段にスキルアップしたそうです。自分もそんな恩師のような存在になりたいという想いから、サトルさんはSCHOOL-IT事業に協力されているというお話も聞きました。SCHOOL-ITは現役で働きながらもスポットで生徒に教えることができるので、非常に楽しいとおっしゃっていました。誰よりもわからない人目線で教えてくださる方なので、とてもわかりやすかったです。そんなサトルさんが、今では月収70万円以上のプレイヤーである事にも刺激を受けて、より一層やる気が出ました。
 

授業後の様子（DALUMAXの三田オフィスにて）
 
—— SCHOOL-ITを通して、具体的にどのような目標設定をされましたか？
重山：それについてはサトルさんお願いします（笑）。
サトル：どうも、講師のサトルです！私はまず、最初の目標設定が最も大事だと思っています。そして、エンタメ性。私の授業では、LINEスタンプの作成なども並行してやっていくことを推奨しています。
今回の場合は、「Androidのアプリ開発」と「ラインスタンプ作成」、そしてそれらのリリースまでをゴールとして設定しました。
目標設定に関しては、例えば道を走るときに走るのが大好きだから、目標もなく走っていますという人もいると思うのですが、走るのにもチェックポイントのような電柱（目標=KPI）が必要ですよね。昔、後輩がついたときにも目標設定から丁寧に行い、その後、飛躍的に後輩のスキルが高くなっていったことがありました。そういった経験もあり、目標設定は常に丁寧に行うようにしています。
 
—— エンジニア志望で目標設定がうまくできていない人って増えているのでしょうか？
サトル：増えていると思います。私は、IT業界に足を踏み入れた当初、誰よりも上からの期待値が低く、点数も一番低く悔しい経験をしました。JAVAで身を粉にするほど悩んだ経験が、今では糧になっています。ただ、その時はただ単にアプリをつくってみたい！としか思っておらず、具体的な目標などはありませんでした。
プログラミングがわからないときの辛さも知っているので、その時の経験が活かされるのであれば、私は何でもします！（笑）当時、そんな私に目標設定や様々なことを教え、救ってくれた恩師がいて、一気にスキルアップしていきました。今は、その人生を変えてくれた先輩の意思を引き継ぎ、このように講師をやっています。
今、色々とチャレンジできているのも、その時の先輩のおかげ。たまに電話したときに色々やっているね、と言われますが、あの辛かった時期に先輩がいなければ、今のような教える身にはなれていなかったので、本当に感謝していますね。そういった先輩のような存在に、自分もなっていきたいと思っています。
 
—— 経歴書作成もサポートされたそうですが。
サトル：自分の経歴書を見せながら書き方や、今回学んだ中で入れた方が良い情報なども精査して盛り込むように一緒に作成しました。必要なスキル（やった事）を書いていく事が重要だと思います。
重山：経歴書作成のサポートは本当に助かりました。実際に現場で使える知識や経験を上手く選んで書くことができなかったので、実際に現場で活躍されている方から教えていただける事はこのサービスならではだと思います。お陰様で、経歴書の空白がなくなりました！
サトル：私自身も昔は書き方が分からなかったので、SCHOOL-ITのサービスがあれば直ぐにでも利用していたと思います（笑）。
 

アプリを開発するところからリリースまでできるようになった。

 
——　カウントアップアプリを作ったと伺いましたが、どのようなものなのですか？
サトル：画面上の星をタップするとカウントできるアプリなのですが、AndroidのAPI、オブジェクト使用等を用いて授業の中でつくりました。
このアプリの作成過程ではJAVAをただ単に学ぶだけではなく、実機でデバックから学ぶことができるのと、この状態のアプリが世に出ていく事ってまずいよね、みたいなTry and Errorを繰り返しながら学べることが強みだと思っています。
実験台としてはAndroidアプリ作成は最高です。

重山さん人生初の自作Androidアプリ「かうんとあっぷ！！！」
 
——　次にアプリをつくるとしたら重山さんはどんなアプリをつくりたいですか？
 
重山：実は既につくりはじめているんです！（笑）今回学んだ事を活かしての、応用編のようなものですね。音声も入れてみたのですが、若干の音ズレがあるので修正が必要ですが…。
 
サトル：そういった学びがいいんです！（笑）自走できる環境を作っていくことがとても大事なんです。人によってキャパシティーも異なるので、その人に適した授業内容と頻度、負荷度合いなども常に考えています。
 
——　自走のスピードが速いですね！（笑）LINEスタンプもつくられたと伺いましたが。
サトル：LINEスタンプに関しては、教え方（型）だけを教えて、授業時間外でやってもらうようにお願いしました。
自走できるような環境を作ることによって、エンタメ性のあるLINEスタンプ作成と普段の授業とが連動して、モチベーションアップとスキルアップに繋がると思ったんです。楽しい、と感じることって何を学ぶにしても、大切ですからね。
 
——　確かに、「楽しい」と思えることって大切ですよね。今回重山さんの合計の授業時間はどのくらいでしたか？
サトル：大体、合計で16時間くらいですね。最初の授業が4時間と長すぎたので、その後は2時間授業を徹底するようにしました。
 

School IT第1期生表彰式（DALUMAXの三田オフィスにて）左から弊社プロダクトマネージャーの佐藤元紀、代表 佐藤十喜秀、受講生の重山一誠さん、講師のサトルさん
 

これからIT業界を目指す人は、「入口」から学ぶことができるSCHOOL-ITがオススメ

——　今のお気持ちと、SCHOOL-IT第1期卒業生として、今後SCHOOL-ITであったらいいなと思う企画などがあれば教えて下さい。 
重山：今回SCHOOL-ITで学んだことで、今、今後のキャリアアップに非常に前向きになっています。これから様々な企業の面接を受けていく予定です！あったらいいなと思う企画…例えば、
「LINEスタンプ作成講座」みたいなテーマで一日講義のようなものがスポットであるといいなと思いました！普段仕事で忙しかったり、ITアレルギーがあったりするような方でも、短時間で興味のあるテーマだけ学べる機会があれば、業界問わずたくさんの方が興味を持ってくれるんじゃないかと思います！
 
——　いいですね！是非参考にさせていただきます！今回は長いお時間ありがとうございました。これからも、SCHOOL-ITでは講師と受講生と一緒に「入口」からキャリアを創造し、多くの人に幸せを繋げていけたらと思います。 
重山：こちらこそ、ありがとうございました！これからが楽しみです！ありがとうございました。
サトル：重山さんの今後の活躍をとても楽しみにしています！何かあれば、またいつでも相談してくださいね。
 
 
Writer&Interviewer:
Kota Hamano / Corporate Planning & Branding Director /DALUMAX Ltd., co.